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(1月発売予定)能勢伊勢雄入門近刊

能勢伊勢雄
ISBN 978-4-908465-29-1
A5判並製・380ページ・モノクロ
定価 3,000円+税
日本のヒッピームーブメントからクラブカルチャー、 工作舎やロックマガジンとのかかわりまで
全国で3本の指に入る歴史のあるライブハウスが岡山にある。1974年から営業している岡山PEPPER LANDでは忌野清志郎や森田童子ら数々のアーティストが演奏してきた。オーナーであり映像作家・写真家でもある能勢伊勢雄は、岡山でアンダーグラウンドの灯をともしつづけてきた。日本のアンダーグラウンドカルチャーの生き字引きである能勢に、岡山出身のデザイナー・軸原ヨウスケ(「アウト・オブ・民藝」など)が、延べ25時間にわたるロングインタビューを敢行!能勢伊勢雄と出会った人々の言葉・学生運動、岡山文化史、ヒッピーカルチャーまで、中央からしか語られてこなかった戦後日本のカルチャーを地方から語り尽くす1冊。洞察に富んだ言葉が、世代を超えて支持される能勢伊勢雄。書籍は下段を脚注にし、作品・人物・事柄に解説を付している。発行:COCHAE 発売:大福書林

目次予定
第1章 ペパーランド以前 少年期~実験映画の時代 1947-1974
第2章 岡山芸能懇話会 戦後岡山の文化復興 1945-
第3章 岡大闘争の時代 共同性の地平を求めて 1969-
第4章 ペパーランドの始まり 1974-1988
第5章 第三期以降のペパーランドとこれから 1989-
あとがき

能勢伊勢雄
1947 年生まれ。写真家。前衛映像作家。音楽・美術評論家(批評)。現代美術展企画等。さまざまな表現の交錯する場として、1974 年に老舗 Live House「PEPPERLAND」を設立。松岡正剛氏のオブジェクトマガジン「遊」に70 年代から参画。阿木譲編集の「ロックマガジン」の編集やライターを務めた。2018 年福武教育文化財団より「福武文化賞」受賞。2019 年慶應義塾大学アート・センターに作品収蔵。